素の自分を出すのが苦手なあなたに
「職場の中で自分を堂々とさらけ出すことのできる人を見ると羨ましくなる。自分もそのようになりたいのだけれど、自分に自信がないせいか、自分を繕ったり殻に閉じこもったりしてしまう。そんな人は僕だけではないのではないだろうか?」
今回はワタナベ薫さんの著書「素のコミュニケーション」を紹介していきます。
表紙がかわいらしく、文章もとても読みやすい本です。僕自身難しい本は気合を入れないと読めないのですが、この本は寝る前でも読めるくらい、なんというか、リラックスして読める本でした。
僕がいいな、と思った部分を3つに絞って紹介していきたいと思います。
①素でいる人の特徴
②素になるためのステップ
③素で人とつながるには
①素でいる人の特徴
ワタナベさんがいうには素でいることっていいことづくめなんですよ!
・信頼される
・誠実
・わかりやすい人
・一貫性がある
・人間関係が楽
・自分の弱みを人に見せられる
・でも自尊心は高い
・無口であってもリラックスした空気間を作れる
・他者評価ではなく自己評価を大切にする
・他人も自分も許せる
どうですかね~?こんなにいいところがあるなら素にならない理由なんてないですよ。
僕はどれもいいなぁと思いましたが、特に「他者評価ではなく自己評価を大切にする」っていうのがささりました。人の目ってどうしても気になっちゃうんですよね。この前上司が先輩のAさんと僕を比べた発言をしたもんだからずっと悶々と来ていて、後で「この前の話ですが、Aさんと比べるのやめてください!」ってキレました。(←これじゃ逆に評価下がる・・・)
②素になるためのステップ
素になるためのステップは下の2つです。
・過去の経験から切り離す
あなたは誰かと話をした後に、こういう経験ありませんか?
「あんなこと言って大丈夫だったかな?」
「あの一言言っちゃったから嫌われてないかな?」
そしてだんだん殻を作ったり言葉に気をつけようとして素を出せないんですよね。
これって過去の経験からきているそうです。過去に嫌われたと感じた経験があって、それが無意識のうちに思い出しちゃって無意識に武装しているようです。
これって素からだんだん遠ざかっていますよね。ワタナベさんが言うには自分の中にある過去のことはほとんど妄想だそうです。過去のことは過去のことってわりきって、今に集中する。そして過去の武装を少しずつ外していくことで素の自分に近づくことができるようです。
・体で素の感覚をつかむ
例えば素でいられる人を思い浮かべてみてください。家族、友達、恋人・・・
その人といるときは肩に力も入っていなく、妙にテンションをあげたり逆に殻を作ったりすることないかと思います。また、あなたが多少変なことを言っても受け入れてくれる関係だと思います。そんな人と話しているときの感覚を思い出して感じる。これが大切みたいです。その感覚を感じて、誰かと会話をするときでも、その感覚を思い出しながら会話すると次第に素の自分を出せるようになっていくようです。
③素で人とつながるには
素で人とつながるには下のようなことを大切にするそうです。
・自分も他人も大切にする。
・アピールをしない
・失敗談を話す
・相手を信頼する
・距離感は相手に任せる
・神経質にあれこれ考えない
・他者評価に一喜一憂しない
・良し悪しのジャッジせずあるがままを受け入れる。「どうでもいい」じゃなく「どっちでもOK」
・後悔しない
・独りぼっちを怖がらない
・気持ちを伝えることをめんどくさがらない
・「【私のこと】どう思うかな」から「【相手は】どう思うかな」に変える
・迷ったら「ぶっちゃけどうしたいの?」と自問する
・自分の普通と相手の普通は違うことを受け入れる
・間が出いるまで聞く。間を怖がらず大切にする
・周りを観察する
・自分の好きなことを勇気を出していってみる←引く人が集まる意味はないから
・話術やスキルにとらわれない
いかがだったでしょうか?まずは僕自身がこれらのことを意識して生活してみたいです。この中の1つでも身につけば、1歩成長した自分になれますもんね。
初めての本の紹介だったので、あまり上手にはできませんでしたが、これから文章力も身につけていけたらと思います。